カナダ産の豚肉って安く買えて嬉しいですね!
でも。困った点があります…国産の豚肉に比べて「固い」「獣臭い」この二つがどうしても気になります。
豚肩ロースなんて100g80円で売っていたりして、「わお!買っちゃおっ」て思うんですが、なかなか手が出ない…
その「固い」「獣臭い」は熟成させる事で解決できます!!
難しい事は一切なし。時間が全てを解決してくれるんです…♪しかも味は極上…まさかカナダ産で100g80円なんてちっとも思いません。
食べるまでに3日かかりますが、美味しさは5日分くらいの自信があります!
熟成ローストポークのレシピ
食材 | 分量 |
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豚肩ロース塊肉 | 350g |
塩 | 7g |
砂糖 | 7g |
調理時間の目安 3日と1時間
まずはレシピ動画をチェック!
面白い・わかりやすいと話題のレシピ動画はこちら♪
作り方
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豚肩ロース塊肉へ塩と砂糖をよく揉み込む(肉の重さの2%が目安)
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バットに乗せラップをかけて1日冷蔵庫に置く。
ドリップが出てくるので、しっかり拭き取る。 -
ラップをかぶせ、もう2日冷蔵庫で熟成させる
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フライパンを弱火で温め油を大さじ1程度入れる。
油をかけながらじっくり焼く。 -
5分焼いたらひっくり返して、もう5分焼く。
側面を焼いて全体を均一に30分ほど焼く。 -
焼き上がったらアルミホイルで包み20分置いておく。
たまに返しながら寝かせて肉汁を全体に落ち着かせる。 -
切り分けて食べる。ブロックタイプに切ると美味しいです。
熟成のコツ
熟成って聞くと、やはり身構えちゃいますよね。でも、実は難しい事はなくて2点だけポイントを守れば成功します!
塩・砂糖は2%
ますは、豚肉へ揉み込む塩と砂糖の量。これは肉の重さに大して2%でok!
今回は350gのお肉だったので、塩7g、砂糖7gになります。
なぜ砂糖??
砂糖をなぜ入れるかというと、保水のためと旨味の補いに入れます。
砂糖の量はお好みですが、もう少し減らしてもok!味にパンチが出ます。
ここは何回か作ってみて好みを探してみてください♪
ドリップは拭き取る
大体丸1日冷蔵庫に置いておくとドリップが出てきます。
このドリップは肉汁なんですが臭みも含みます。さらにこのドリップをそのまま放置しておくと腐敗します!
なので1日たった時点でしっかり拭きとります。これであと2日待てばしっかり熟成しています。
焼くを見極める
塊肉って憧れますが、どうやって焼いたら良いの?って思います。
答えは油をかけながらじっくり焼く。そしてローストポークはしっかり火を通す。この2点だけ。
アロゼでしっとり焼き上げる
アロゼって聞いた事ありますか?フランス料理の技法なのですが、油をかけながら焼く事です。
油をかけながら焼くと、水分の蒸発を最小限に止め、じんわり火を入れる事ができます。さらに油に滲み出てきた旨味が肉に戻るので、美味しく焼き上がるんです。
時間はかかりますが「肉を育てる感覚」で焼くと案外楽しい物です。
ローストポークは中心まで火を通す
牛肉は最悪、中心まで中心まで火が通っていなくても食べられる事ができます。
しかし、豚肉は寄生虫、菌の心配があるので中心までしっかり火を通します。
目安は中心温度が65〜68℃で15分以上。
芯温計計があれば確実ですが、なかなか持ってないです。肉焼く焼くためだけに買うのもなんなんで。
ここは金串を使います!
金串を刺して5秒待ちます。下唇にあてて「熱っ」ってなればok!そのまま保温しておけば十分火が通ります。
ここはかなり感覚で焼くので、上手に焼けるまでは時間がかかるかも知れません。何度もトライしてベストを探りましょう♪
あんまりにもピンクなら焼き直し
最終的には切った断面をみて判断します。
あんまりにもピンクだったら焼き直します。大丈夫です、しっかり焼いても熟成した旨味は変わらないので、十分美味しいです。
不安でビクビク食べるより、しっかり火を通して安心・安全で食べましょう♪
まとめ「熟成の旨味、半端ない…!」
余分な水分、臭みが抜けたお肉のうまさは格別です!!
噛み締めるほどに旨味がほとばしります。「ずっと噛んでいたい…幸せ…」本当にこんな感想が出てきます。
ただ、ただですよ。国産のお高い肉はこの方法を使わずに、そのまま丁寧に焼けば美味しいですw
激安のお肉だからこそな旨味ですね〜「漫画みたいなお肉が食べたい…!」「塊肉って焼いてみたい」こんな欲望をこのレシピで叶えてみてください。
初めはめんどくさいものですが、焼いているうちに、肉と会話しているうちに、愛着が湧きとても美味しく焼きあがります。
この旨味を知ってしまうと、なかなか薄切り肉に戻れなくなります。
いざ、お気をつけて「塊肉の世界」へ冒険に出かけましょう♪
ps.こっそり豆知識〜
これは豆知識なんですが、魚はアロゼで焼きません!魚でこれをやっちゃうと臭みを含んだ油を戻す事になります。
魚の油って結構クサミを持っています。魚をソテーする場合は油が多く出てきたら拭きとり、新しい油で焼く。これを繰り返すとスッキリクリアな魚のソテーができますよ♪
最後までご覧いただきありがとうございました♪
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