さぁ包丁を買おう!と思っても「さて、何を基準にしたら良いか分からない」や「切れ味、材質までこだわりたい」「しっかりメンテナンスして長く使いたい」などなど、せっかく買うんだからと悩むことがあります。
そこで、プロとして働いて分かった!自分に合った包丁の選び方を紹介します!
初心者から材質にこだわりたい玄人(くろうと)まで、悩みを解決できたら嬉しいなと思っています♪
価格、材質、デザインの3項目に重点を置き、包丁界の超有名ブランド「ツヴィリング(Zwilling)」の包丁を基準にご紹介していきます!
自分に合った包丁の選び方
なぜツヴィリングの包丁を使って基準を出したかというと、ホームページに包丁のスペックが細かく記載してあるからです。
僕は色々な包丁を使ってきましたが、事細く材質などのスペックを網羅してあるメーカーって意外に少ないんです…
なぜなんでしょうね?
価格は包丁選びに関係ない
「え!?高価な包丁はちゃんと料理ができる人が選んで、初心者は安価な包丁から選べば良いんじゃないの?」
この感想をよく聞きますが、実は高い包丁が必ずしも良いわけではなくて、安い包丁が全く使えないと言うことでもないんです。こちら見てもらうと、ツヴィリングのツイン フィン Lとシェフナイフは値段こそ10000円違いますが、切れ味の面だけでみたら全く同じです。
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包丁の価格を決める大きな要因は、材質の硬さとデザインです。しかもデザインで価格が高くなる物もあります。
包丁選びで価格は重要なファクターではないんですね。
ただし、一つだけ言える事は6000円以下の包丁は除外してokです。正直ツヴィリングでも6000円以下の包丁で、長く使える製品はないと僕は思います。
と言うか他メーカーでも、6000円以下で切れ味良く長く使える包丁は、貝印の関孫六 桃山くらいしかない気がします。
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1番大事な基準!材質の硬度
材質の硬度を良く知ると、自分に合った包丁の選び方ができるようになります。
刃の硬度(Hrcと記載されている事もあり)の数字が大きいほど切れ味が良くなり、長く持続します。ですが、硬度が大きくなると研ぎ辛くなり、砥石でメンテナンスをするときに、研ぐ技術が必要になります。
硬度、求められるレベル、研ぎづらさを表にまとめます。
硬度(Hrc) | 目安 | 研ぎ |
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57〜59 | 家庭用で一生使える | ホームセンターの砥石でok |
60〜61 | プロレベル | ホームセンターの砥石+研ぐ技術が必要 |
62〜66 | 趣味 | ちゃんとした砥石が必要+研ぐ技術が必要 |
硬度のみで自分に合った包丁を選ぶなら、硬度57以上の包丁を買えば基本的に間違いないです。60以上は家庭用としてはオーバースペックになってきます。
でも「切れ味にこだわりたい!」その気持ち分かります。そんなときは硬度61を目安にしてください。
これ以上は趣味のレベルになります。
「でも、最高レベルの包丁が欲しいじゃん?」分かります、僕もそうですw
その僕が買った包丁の硬度はなんと63!ツヴィリング MIYABI 6000mct!スパッと切れるんですが、ちゃんと研げなくて後悔しましたw今は研げるようになったので、練習すればokです♪
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やっぱりデザインは大事!
ここは一言。デザインは自分の気に入った物を選びましょう♪
毎日、手に触る物なので、かっこいい・美しい包丁は料理をやる気にさせてくれます。初心者でも値段を気にするより「この包丁気に入った!」で選ぶ方が、ずっと同じ包丁を使い続けられます。
材質までこだわりたい時もデザインがイマイチだと、どうしても「うーむ…」ってなっちゃいます。
ここで一つおすすめの包丁を紹介します。それはツヴィリング ツイン フィン ツーです!デザイン・切れ味(硬度60)とも申し分ないです、初心者〜上級者まで一生使い続けれる包丁ですね。
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ダマスカス模様は切れ味に関係ない
これも良く聞かれる「ダマスカス模様の包丁って切れるんでしょ??」実は切れ味とダマスカス模様は関係ないんです…!
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ダマスカス模様は材料を重ねて作っているので、安い材料を重ねて作れば切れ味の悪いダマスカス包丁が出来上がります。なのでダマスカス模様の包丁を買うときも硬度(Hrc)に注目してみてください。
先程の表に照らし合わせれば、本当に切れるかっこいいダマスカス模様の包丁も探せるようになります!
上で紹介したツヴィリングの包丁は僕も欲しい!って思いますw
まとめとおすすめの砥石
初心者だから安くて柔かい包丁を買う→切れ味が悪くて料理が面倒→いずれ切れなくなり、買い替え。
これはもったいないと僕は思います!
なので、初心者の時はめちゃくちゃ高い包丁は買わなくてokです!価格そこそこで、今回の基準を元に一生使える自分の気にいった包丁を選んでみてください♪
材質までこだわりたい玄人は、思い切って「絶対これが欲しい…!」この感覚は大正解です!
それでは、楽しい包丁ライフを送れますように♪
おすすめの砥石
良い包丁も切れ味が落ちます。切れなくなったなと思ったら砥石で研げば復活します。その時はシャプトン、刃の黒幕がおすすめです。水に漬けなくていい砥石なので研ぎ時間が少なくてすみます。
砥石界では超有名ブランドで、これ持っておけば間違いなしです。
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普通に研ぎたい場合は1000番のみでok!切れ味にこだわる時は5000番も揃えましょう♪これ以上の切れ味は趣味ですwもし揃えるなら8000番まで買うと異次元の切れ味になります。
あと、大事なのは砥石もメンテナンスしてあげないと、綺麗に研げません。ノーブランドでokなので砥石の面直し用ダイヤモンド砥石も用意してください。1ヶ月に1回くらいメンテしてあげれば、包丁を一生使い続けられます♪
シャープナーは切れなくなる
補足になりますがシャープナーでも包丁は研げます。ですが、いずれ切れなくなります。これは刃を潰しながら研いでいるからなんです。なので一生使うには砥石でメンテナンスしてあげる事が大事になってきます♪
最後までご覧いただきありがとうございました♪
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