今日はトンカツ用の厚い豚ロースの生姜焼きのレシピを紹介します。
豚の生姜焼きといえば薄切り肉が定番かと思いますが、このごく厚。豚の生姜焼きは噛んだ時の旨味が違います。
「でも、厚い肉は焼くと硬くなっちゃう…」大丈夫です。焼きすぎても、しっとりジューシーに仕上げるプロのコツがあるので、誰でも美味しく豚ロースのごく厚。生姜焼きが作れるようになります。
ごく厚 豚ロース肉の生姜焼きの作り方(3人分 調理時間30分)
食材 | 分量 |
---|---|
豚ロース肉 | 2枚(300g) |
玉ねぎ | 1/2個 |
キャベツ | 1/4玉 |
生姜 | すりおろして大さじ2 |
しょう油 | 大さじ1.5 |
白ワインor酒 | 大さじ1.5 |
砂糖 | 大さじ1.5 |
レモン汁 | 小さじ1 |
塩、砂糖 | 適宜 |
油 | 適量 |
ごく厚。豚の生姜焼きのレシピ動画
野菜を切る
付け合わせのキャベツ1/4玉は芯を取り除き千切りにします。玉ねぎ1/2個は3mmのスライスにする。
生姜をすりおろす
生姜をすりおろします。すりおろして大さじ2程度の量になっていればok!
スパンとした突き抜ける生姜の香りは皮付きならではの魅力!生姜焼きの仕上がりがワンランクアップします!
豚ロース肉の下準備
豚ロース肉2枚の筋切りをします。脂身の所2箇所ほど浅く切ってもらえればok!
塩2g(小さじ1/3)と砂糖ひとつまみを振って肉がしっとり柔らかくなるまで揉み込みます。生姜のすりおろし小さじ2ほど肉へすり込み10〜15分馴染ませます。
豚ロース肉へ塩、砂糖を揉み込むと焼きすぎても柔らかく仕上がります。さらに生姜を薄く塗っておくことで豚特有の臭みが消えます。
豚ロース肉を焼く
フライパンを強火に温めて油を適量ひきます。準備の終わった豚ロース肉を焼きます。
初めは動かさず画像のような焼き色をしっかり付けます。良い色になったらひっくり返して反対側も同様に焼き色を付けます。
玉ねぎを加えてじっくり蒸し焼き
火を弱火に落としスライスして玉ねぎを加えます。塩を少しだけ(0.5g)ふって軽く馴染ませます。
豚ロース肉の下に玉ねぎを敷いてフタをして7分じっくり蒸し焼きにします。この時フタを少しずらして隙間を開けておきます。
タレを合わせる
豚ロース肉を蒸し焼きしている間にタレを合わせます。しょう油、白ワイン、砂糖を各大さじ1.5とレモン汁小さじ1を混ぜておきます。
レモン汁が隠し味。ほんの少しだけですが加えると味に深みが出ます。
生姜焼きを仕上げる
7分蒸し焼きが終わったら、金串などを一番厚い所に刺して火の通りを確認します。下唇に当てて「熱っ!」ってなればokです。
火を中火にしてタレと生姜を加え、スプーンでかけながらタレに濃度が出るまで繰り返します。
タレが少なくなって焦げる直前に火を消し、キャベツを乗せた皿に盛り付ければ完成です!
美味しい豚ロース肉の生姜焼きを作るコツ
生姜焼きは定番で簡単な料理に見えますが、プロのポイントを知るだけで、もっと美味しくなります!
焼き色をしっかり付ける
豚ロース肉へこんがり焼き色を付けると香り旨味がアップします。焼き色を付けるためには、焼いていると触りたくなりますが、じっと我慢してこんがり焼いてください。
色が変わっただけでは火が通っただけ。炒めるではなく焼く。この感覚を覚えると焼き物がグーーーンと美味しくできるようになります。
玉ねぎで蒸し焼き
玉ねぎを下に敷いて間接的に熱を入れると、しっとりジューシーに焼き上がります。
肉がフライパンに直接当たっていると、中心に火が通る前に周りがカチカチになって美味しくないです。なので玉ねぎをワンクッション挟んで火を通すとしっとりジューシーになります。
玉ねぎに塩を軽く振ることで旨味も出てきます。
フタをずらして焼く
フタをずらして焼くと余分な蒸気が逃げます。これでオーブンで焼いているような効果があり、豚肉がしっとりしますが、べちゃべちゃにならずに仕上がります。
ごく厚 生姜焼きはうますぎる
さぁ最高に美味しそうに生姜焼きが仕上がりました!早速切って食べてみます!
ジューシーで生姜がスパン!
一口食べればしっとり柔らか!生姜の香り鼻を突き抜けるので最高にご飯が進みます。
厚いロース肉を使ったとは思えない柔らかさは、塩、砂糖の揉み込みで実現しました!実はタレに漬け込むレシピは浸透圧の作用でタレに肉の水分が取られてしまうので、焼くと硬くなりやすいんです。
なので塩、砂糖で下味、タレは後からからめる。この方法で硬くなりがちな豚ロース肉がしっとり柔らかく仕上がります。
豚ロースはトンカツ以外に使いにくい印象ですが、下味さえつけてあげれば、どんな料理にも使えます!お安く売っていることも多いので、ぜひ活用いただけたら嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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